5月14日発売の河出書房新社の「文藝別冊 萩尾望都」に、山岸凉子先生が寄稿されております。
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山岸先生が言及しておられます萩尾望都さんの作品「かわいそうなママ」は、後の萩尾作品のあちらこちらに芽を出すいわば萌芽であります。ティモシー少年と母エスタの関係は、その後の萩尾作品に何度も形を変えて現れます。しかも、初めてような残酷さで。もっとも卑近では「残酷な神が支配する」だと思われます。
また、エスタとシーフレイク氏も幾多の物語で再生されます。最もこのオリジナルに近いところで「11月のギムナジウム」でしょうか。ティモシーの父はハリー・ボストン氏なのですよね?エスタとシーフレイク氏が最後に会ったのは6、7年前らしいのですが。ティモシー少年は何歳なのでしょうか?
ええ...どうでもいいことだったんですね。
母を失ったことに変わりはなかったんだもの...(ナターシャ弁)