舞姫テレプシコーラ 以下は、管理人の勝手なモノローグです。内容の著しい間違いなど、ご指摘いただければ幸いです^^ゞ |
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埼玉県のS市 舞姫1巻10P |
主人公六花ちゃんの住んでいる町。草加市か志木市か。大穴でさいたま市。連載1回目(2000年11月)はまださいたま市はなかった。 |
♪タイスの瞑想曲 舞姫1巻11P |
フランス人作曲家マスネ作曲による歌劇「タイス」の挿入曲。ヴァイオリン小曲集などによく収録されている。一般にバレエの発表会では、このようにクラシックの有名曲に教室の先生がオリジナルな振り付けをして、披露することが多い。管理人が拝見したバレエ発表会でも、この曲に振り付けられた演目を記憶しております。 |
「六花ちゃん きちんと挨拶して!」 舞姫1巻14P |
何の習い事でも言えることだが、ご挨拶がまず最初の最初、バレエは特にこのご挨拶が厳しいと思う。空美ちゃんは、ご挨拶は美智子先生からは習っていなかったのか? |
鱒 舞姫1巻26P |
六花ちゃんが学校の教室でぼんやりしていたら、音楽室から聞こえてきたピアノの曲。本来はシューベルトの歌曲であるが、この旋律からピアノ五重奏も書かれている。 |
「踊りたい人がバレエを踊るのじゃなくて 選ばれた者のみが踊れるのがバレエなのよ」 舞姫1巻41P |
六花ちゃんのお母さんのセリフ。お気づきの人もいるだろうが、山岸先生の「アラベスク」の登場人物、ヴェータのセリフとは対極にある厳しい意見である。「何よりもバレエを好きだということがバレエをやる一番の資格のはずなのに」しかし、前者の六花ちゃんのお母さんの言のほうが、バレエ界の現実のようである。あくまで職業として、芸術としてのバレエは。もちろん、習い事として芸術に接っし楽しむことは、万人に許される。 |
埼玉県○市 舞姫1巻44P |
美智子先生の自宅があったところ。○(マル)市なのか、O(オー)市なのか、どちらだろう。O(オー)だったら大宮市か?この当時はまだ大宮市はあった。空美ちゃんがO(オー)市の近くに引っ越してきたという設定だが、草加市や志木市は大宮市に近いといえるだろうか。埼玉県には越生(おごせ)市もあるが^^; ブランチが行方不明になったとき、美智子先生が探しに行って迷子になったときは、○(マル)市○(マル)町の警察から連絡があったようだが。 |
ブランチ 舞姫1巻50P |
美智子先生の愛猫の名前。テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」からの命名か?美智子先生のお洋服は、ピンクハウスかインゲボルグか。 |
♪白鳥の湖 舞姫1巻58P |
バスに入っている美智子先生が夢想しているバレエシーンは白鳥の湖の第二幕、いわゆるアダージョの場面。クラシックバレエで最も美しいといわれるシーン。アーシャも踊ってましたね。美智子先生は右足が悪いため、左足に比べてかなり細い。 |
埼玉バレエコンクール 舞姫1巻68P |
実在するコンクールです。正式名称は埼玉全国舞踊コンクール。モダンダンスとクラシックバレエの部がある。毎年7月末、さいたま市文化センターで行われる。 ちなみに、2001年度のクラシックバレエll部<児童の部>のエントリー数は617作品。このうち決戦審査へ約230作品が進む。ほとんどが有名クラシックバレエのソロのバリエーションであるが、管理人は8年ほど前、このコンクールで「海と真珠」の女性2人の真珠のバリエーションを見たことがあります。ぴったり息が合っていて、大変上手でした。 舞姫2巻69Pで千花ちゃんが言っているように、予選は曲を1分に短縮して踊らなければならない。決戦では、本来の曲の長さで踊られる。衣装は予選からつけます。(バーレッスンなどから予選が始まるコンクールでは、レオタードで行われる) |
あ 「レ・シルフィード」だ 舞姫1巻79P |
はい、また出てきましたね、「レ・シルフィード」が^^;「アラベスク」では、アレクの弾いたショパンのエチュードが何番だったのか、永遠に謎でした。今回もよし子先生の弾いている曲は何なのかは分かりません。管理人はショパンの「華麗なる大円舞曲」を山口百恵主演「泥だらけの純情」という映画で知りました。カレーのCMで知った方も多いでしょう。円舞曲Op.64−2はど演歌のような曲ですね、好きだけど。 |
♪コンクールに踊るスワニルダ 舞姫1巻90P |
千花ちゃんのコンクール出場の演目。バレエ「コッペリア」の終幕、フランツとスワニルダの結婚式場面で、いわゆる「平和のグラン・パ・ド・ドゥ」と称される見せ場の多い女性バリエーション部分である。コンクールで踊る演目の振り付けは決まっていない。したがって、一般的によく知られた振り付けに多少の変更を施すのはよくあることで、イタリアン・フェッテができない子などは、全く取り入れないことも珍しくない。 |
生活保護のどこが悪い! 舞姫1巻107P |
わっ、悪くはないすけど、えっ、英一さん、せめてもう少し安いビールを飲みなさい。発泡酒も結構いけますよ。でも、エビスビール飲みたい気持ちも分かる^^; |
♪くるみ割り人形 舞姫1巻113P |
年末の第九に匹敵する年末のバレエ公演の定番。子供も厭きない楽しい舞台です。 「ドロッセル魔夜ー」というのは、漫画家魔夜峰央氏がバレエを習っていて、舞台でドロセッルマイヤー役を演じたことから。 |
小布施堂の栗きんとん 舞姫1巻118P |
小布施堂のサイトはこちら。 |
「すごい あんなすごいストレッチはじめて見る!」 舞姫1巻120P |
体育館で一人黙々とストレッチをする空美。実は、このときの空美のストレッチは、キエフ・シエフチェンコバレエ学校1年生10歳クラスの様式と同じもの。厳格なワガノワ・メソッドというものでしょう。ちなみに、そのバレエ学校の校長先生は「アラベスク」にご出演のタチャーナ・タヤーキヤさん。 |
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「そ そんな 倍…なんて でも…」 舞姫1巻134P |
児童ポルノ撮影の際に、空美のお母さんが男性と絡むとギャラを倍にすると言われて困惑するコマ。実は、このコマは単行本化の際にお母さんの目線が描き直され、頬の赤くなった斜線が消されている。「倍だよ 倍!」と言われているお母さんの目線も初出時と違う。 |
本部の貝塚先生 舞姫1巻143P |
日本バレエ界の先駆者貝谷八百子(故)がモデルというわけではない。(と思う)貝谷さんは、貝塚先生より顔がほっそりしていらっしゃいます。視覚的には、貝塚先生は谷桃子さんに似ていると思いますが・・・。 |
「せっかくロイヤル・バレエから平沢徹也が帰国してるのに」 舞姫1巻143P |
もちろん、元ロイヤルバレエの日本人プリンシパル熊川哲也がモデルでしょう。 山岸先生の「牧神の午後」の中で、ニジンスキーがポーズを決めるコマに「HONTOWA KUMAKAWA」という手書き文字があるが、このポーズは熊川哲也氏がモデルなのかな?「牧神の午後」の描かれた1989年は、熊川氏がローザンヌバレエコンクールで金賞を取った年。 |
真木バレエ! 井の上とか? 松谷じゃん? 舞姫1巻158P |
体験レッスンでの、空美ちゃんの完璧なバーレッスンに驚いたうるさいオバさんたちの詮索。 これはやはり牧阿佐美バレエ団、井上バレエ団、松山バレエ団がモデルでしょう。 |
本部の野上水樹ちゃん 舞姫1巻179P |
牧阿佐美バレエ団の上野水香さんがモデルか?モデルといっても、名前をちょっと借りただけで、当然ストーリー本編には関与しない。 |
♪ラ〜ララララ ラ〜ラ ラ〜ラ ラ〜ラ ララララ ラ〜 舞姫2巻16P |
一人ボロアパートで、白鳥のごとく羽ばたく美智子先生……。この口ずさむ曲は、有名過ぎるくらい有名な「白鳥の湖」のいわゆる情景と言われている部分。「白鳥の湖」といえば、この曲が浮かぶくらい人口に膾炙しているが、実際はこの部分は夜通しさんざん踊り狂った王子とオデットの朝が来て別れる場面、2幕の最後。 |
「え!ローザンヌ!?」 「本部の野上水樹ちゃんが来年挑戦するんだって」 舞姫2巻19P |
上野水香さんのローザンヌコンクールのときのクロード・ベッシー女史の評は、古典部門では賞賛していた。「眠れる森の美女」のオーロラ姫のヴァリエーションを踊ったのだが、上野さんの足先を「できたてのほやほやみたい」とほめて?いた。「ほやほや」ってフランス語で、どう言うの?確かに、上野水香さんも15歳の中学3年のときに参加している。 |
「まるでテレビで見たロシアバレエの学校みたい」 舞姫2巻46P |
空美ちゃんと千花ちゃんのバーレッスンを見た六花ちゃんのつぶやき。およ、六花ちゃんは山岸先生の出演された「世界 わが心の旅」を見たのかな?それとも「地球に乾杯」かな。この「地球に乾杯」の「プリマバレリーナをめざして」は、「アラベスク」のヴェータそのもののエピソードがあった。マリンスキー劇場にコールドとして入団するより、地方劇場へソリストとして入団することを選んだ女性の決意。 |
←千花ちゃんはこのポーズをとっている(舞姫2巻50P) | |
♪白鳥の湖 有名すぎるオデットのアダージョ 舞姫2巻48P |
金子先生は「オデットのアダージョ」と言っているが、「オデットのヴァリエーション」と言ったほうが分かりやすい。足が高く上がらないと見栄えがしません^^;また、オデットのふわりとした情感を醸し出すのも難しい。これを小学生で踊る千花ちゃんは、やはり素晴らしく上手。 |
嘘じゃないよ はじめは美智子先生に手とり足とり教えられたけど 舞姫2巻59P |
6才の空美がなんかかわいい^^ 「白眼子」の光子の幼児のときもかわいかった。 |
「ドン・キ・ホーテ」のキューピッド 舞姫2巻64P |
ドルシネア姫の幻想場面でのごく短いソロ。主に子役によって踊られる。 六花ちゃんの嫌がっていたカツラ。こういう感じです。 |
♪「青い鳥」のフロリナ王女 舞姫2巻65P |
「眠れる森の美女」の3幕、オーロラ姫とデジレ王子との結婚式にかけつけた童話の主人公たちによって踊られる豪華絢爛な踊りの数々、その中のグラン・パ・ド・ドゥの一つ「青い鳥」のフロリナ王女のバリエーション。小鳥の高らかなさえずりのようなチャイコスキーの音楽も素晴らしい。これでもかと跳ね続ける男性ヴァリエーションは、見ているほうが息切れがしてきます^^; |
忘れ物並びに使い古し 舞姫2巻77P |
バレエ教室では本当に忘れ物が多い。バレエシューズ、バレエタイツ、タオル、ときにはレオタードも。ちゃんと名前を付けましょう。 |
「これからのバレリーナは背が高い方がいいのよ」 舞姫2巻78P |
足が大きくて背が高くなりそうな空美ちゃんの「やだ…」のつぶやきに、金子先生がすかさずフォロー。しかし、これは単なるなぐさめではなく、真実かもしれない。1971年、背の高さに悩むノンナのキャラクターを生み出した山岸先生は、このことを見越していたのだろうか。 |
「本当は水泳部にしたいけど日焼けは厳禁だから」 「だよなあ バレエやってると」 舞姫2巻90P |
夏休みに行われるバレエ発表会では、日焼けの水着跡がくっきり出ている子は結構います^^; 普通、千花ちゃんほどは徹底していないので、夏のお楽しみのプールを禁じる先生は少ないでしょう。 |
「いつだって 前列の真中に 立たせてもらえたのは誰のおかげだと思うの」 舞姫2巻103P |
コールドバレエにおいては、やはり前列の中央というのは一番目立つポジションであり、実力者の射止める地位であるのは否めないが・・・ バレエ発表会においては、習っている年数や習熟度、週のレッスン回数、身長などにより教室の先生が一番適当な子を真ん中の前列に置きます。お母様方は文句をつけないように。ゆめゆめ真ん中で踊る子を中傷するようなことを言ってはいけません。 |
「そういえば 少し肩が上がり気味」 舞姫2巻113P |
トウシューズで立つということは、大変に体に負担をかけるものらしく、履きこなすに至る子ははっきり言って少ない。ほとんどの子が膝が曲がり、少しでも足への負担を減らそうと無意識に上体、つまり肩を引き上げてしまう。その結果、首がつまった感じで美しい首のラインを見せることができない。 ですが、プロを目指しているならともかく、習い事として楽しめればよいので、上記のようなことを言うのはあんまり良くない^^;(管理人、反省) |
「これはザンレールという男性技なんだけど」 舞姫2巻119P |
素人のお気楽意見と聞き流してください^^; このザンレールというパ、空美ちゃんのやるように5番踏切5番着地が正確な形ですが、発表会のゲストあたりだと、それがなかなかできない。着地のとき正面向けなくて、着地した地点でぐいっと正面向いてます。2回転というのは相当に難度が高いものなのですね。しかも、バレエはより高くより美しく回らなければいけない。 |
「なに あいつ ムカつく」 舞姫2巻126P |
平成の小学生は実によくムカついています。空美ちゃんがムカついているのは、子供らしくて逆にほっとしました、私。 |
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「これ やる?」 なんだろ あれ 舞姫2巻140P |
なんだろ?と思った人は多いと思います。これはボールギャグというもので、使い方は188Pに描かれているように、円形部分を口中に噛ませて後頭部でベルトをとめます。いわゆるさるぐつわ状態になりますが、さるぐつわとの決定的な違いは、さるぐつわは大抵の場合布を噛ませますので、唾液を吸い取ります。しかし、ボールギャグの場合、吸い取るものがないので唾液がたらたらとこぼれます。その羞恥の様態を楽しむSMグッズらしいので、スタンスからいえば、浣腸プレイと同類かもしれません。(んな、バカな) 小学生でこんなことをやらされりしたら・・・ |
「百回やって百回とも失敗しない位に踊れて はじめて大きな舞台で実力通り踊ることができるのよ」 舞姫2巻146P |
完璧主義な篠原先生の考え。これは指導者の理想でしょう。ところが、現実は無理な振り付けをしてしまうことが多いのです^^; バレエ教室の発表会のプログラムに「海賊」や「黒鳥」などのタイトルを見るとおお〜と思ってしまいます。難しい演目を素人とは思えないほど上手に踊りこなす子もいれば、どう見てもちょっと無理があったのではと思わざるを得ない踊りもあります。32回転回るのが無理なら、回数を減らすなりして、振り付けを変えれば見てるほうも安心なのですが。倒れそうになって、もはやフェッテの形を残していない回転などを見たりすると・・・ |
エスメラルダ 舞姫2巻171P |
タンバリンを持っていますね。このタンバリンを頭上高く掲げ、それを足で蹴り上げるという、とんでもない振り付けもあります。6時のポーズや。 |
←これはジゼルです | |
「ジゼル」や「リーズ」 舞姫2巻178P |
この「リーズ」とは、「リーズの結婚」というバレエのことで、またの題名を「ラ・フィユ・マル・ガルデ」、そう、ノンナとレミルがコンクールの一次予選で踊ったものですね。コミカルなバレエですが、バレエにおいて初めて当時の農民や庶民を描いたパイオニア的作品だそうです。(何かで読んだ) |
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